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2024年5月24日金曜日

【サックス初心者のための入門ガイド】プロも使用!?初めから中堅モデル以上を手にした方がお得!?

【サックスの中堅モデルの位置づけ】




アルトサックスの中堅モデルとは、初心者向けのエントリーモデルとプロフェッショナル向けのハイエンドモデルの間に位置するサックスを指します。これらのモデルは、一定の演奏経験を持つ中級者や、より高い演奏品質を求める上級者に適しています。中堅モデルは、優れた音質、耐久性、そして演奏性を提供しつつ、ハイエンドモデルに比べてやや手頃な価格であることが特徴です。 

代表的な中堅モデルのアルトサックスとしては、以下の機種が挙げられます。実際にプロ演奏家が使用しているモデルもあるため製品としての信頼性は高いといえます。 



YAMAHA アルトサックス YAS-62 

ヤマハのサックスラインナップのど真ん中。歴史が長く、ロングセラーのモデルで、初心者からプロフェッショナルまで幅広く支持されています。世界的トッププレーヤー「デイヴ・コーズ」氏がシルバープレートの楽器を使用していることで有名です。日本のプロプレーヤーでは「ユッコ・ミラー」氏が初期型を使用しています。 

 

YANAGISAWA アルトサックス A-WO1またはA-WO2

軽い吹奏感を活かした「ライト仕様」。初心者から上級者まで幅広いプレイヤーに愛されるベーシックモデル。

 

これらのモデルは、初心者が使うエントリーモデルよりも高度な機能や改良が施されており、ハイエンドモデルに近い演奏を体験できますが、ハイエンドモデルほどの高価格ではありません。中堅モデルは、程よく演奏のスキルアップを目指す方や、ある程度良い音質を求める方に適した選択肢となります。

しかし、実際に中堅モデルと銘打っているモデルは少なく日本人の大好きな「無難なところ」の選択肢が狭い状況です。


【ジャズ・ポップス演奏がメインならこんな選択も】


アンティグア・ウインズ(Antigua Winds)

リーズナブルな価格帯でありながら、高い機能性と鮮やかなサウンドを提供するサクソフォンブランドです。セルマー・パリ社が手がける数々の銘器を扱う野中貿易が、海外の工房と提携して造り上げたブランドで、そのコストパフォーマンスは非常に評価が高いです。


例えば、AS PROONE GL モデルは、アンティグアのアルトサックスの中でも特に人気があり、出荷前に調整されているため、届いたその日から最高の状態で演奏を始めることができます。



P.モーリア(P.Mauriat)

P.モーリアのサックスは、プレーヤーのニーズに応える上質なサウンドと操作性、音程の良さで知られており、多くのプロフェッショナル奏者にも推奨されています。その中でも、以下のモデルが特に注目されています:ビンテージルックのマットフィニッシュなど、個性的な仕上げの楽器も人気です。



現在は新大久保の管楽器専門店ダクなどで取り扱いが再開されており、新しいプロモデルもラインナップされています。日本のプロプレーヤーでは「藤野 美由紀」氏が使用しています。



シャトー(Chateau)

シャトーのサクソフォンは、スタンダードシリーズとハンドメイドシリーズがあります。スタンダードシリーズは量産タイプで、イエローブラスを使用しており、一方、ハンドメイドシリーズは、より高品質なレッドブラスを使用し、クリアラッカー、ダークラッカー、ブラックニッケルメッキなどの仕上げがあります。

 
レッドブラスを92%含有する管体を採用しており、硬質な音色とレッドブラスの豊かさがブレンドされた奥行きのあるサウンドが特徴です。


 

【最初からハイエンドモデル手にするメリット・デメリット】

以前の記事でお話ししましたが、サックスに対する高い熱意とモチベーションがあるなら物欲や所有欲を満たせるハイエンドモデルを最初から手にするという選択肢があります。 

 

ハイエンドモデルのメリット

音質の向上: ハイエンドモデルは、素材や製造技術が優れているため、豊かで洗練された音色で演奏できます。

耐久性: 高品質な材料と精密な組み立てにより、長期間にわたって安定した性能を維持します。

操作性: キーの配置やバランスが良く、演奏者の技術を最大限に引き出すことができます。

満足感: ハイエンドモデルを所有しているという満足感とともに練習意欲が沸きます。

再販価値: それ以上の機種への買い替えがほぼ不要になることでサックス本体への投資削減。また良質な楽器は中古市場でも価値が下がりにくく、投資としても魅力的です。


 

ハイエンドモデルのデメリット

高価格: ハイエンドモデルは非常に高価であり、初心者や趣味で演奏する方にとっては手が出しにくいことがあります。

メンテナンス: 高品質な楽器は適切な調整やメンテナンスが必要であり、そのコストも考慮する必要があります。

過度な保護: 高価な楽器を傷つけないように過度に気を使うことが、演奏に対する自由度を制限することがあります。


ハイエンドモデルのアルトサックスは、その優れた特性により多くのメリットを提供しますが、購入や使用にあたっては、デメリットも十分に理解し、自分の演奏スタイルや予算に合った楽器を選ぶことが重要です。どうぞ、ご自身にとって最適なサックスを見つけてくださいね。

 

素敵なサックスライフの参考になれば幸いです。 

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運営者(管理人): アラフィフSAX/EWI吹き

掲載(更新)日 : 2024年 5月 24日

2024年5月19日日曜日

【サックス初心者のための入門ガイド④】一般的なエントリーモデルはこれ!

 【エントリーモデルとは?】

サックスのエントリーモデルとは、各メーカーが初心者や初めてサックスを手にする方向けに設計された、比較的手頃な価格のモデルを指します。これらのモデルは、初心者が楽器に慣れるための基本的な機能を備えており、演奏を始めやすいように作られています。ヤマハ、セルマー、ヤナギサワなどのメーカーがエントリーモデルを提供しており、それぞれに異なる特徴があります。例えば、ヤマハは安定感があり、セルマーはブランド力が高く、ヤナギサワは職人によるハンドメイドで個性を出せるといった特長があります。ここではアルトサックスを例にいくつか紹介します。



【失敗しないエントリーモデルは?】 

一般的にエントリーモデルとされている楽器は吹奏楽・ジャズ・ポップス・クラシックなどのジャンルを問わず使用できることが特徴です。どんなジャンルを演奏したいかが決まっていない方にとって有効な選択肢になるでしょう。 

 

YAMAHA アルトサックス YAS-280

希望小売価格:176,000円(税込)

初心者に最も推奨されるモデルで、基本的な機能に重点を置いており、吹きやすさと価格のバランスが取れています。
彫刻模様がなく、シンプルなデザイン。ネック補強板はシンプルな板金で、コストを抑えた作り。ベルと2番管を接合するパーツは直付けで、響きや修理、調整の面で上位モデルに劣る可能性があります。
 

YAMAHA アルトサックス YAS-380

希望小売価格:231,000円(税込)
 
YAS280と比較して、いくつかの改良が加えられて操作性がアップしていますネック補強板がYAS280と同じで、オプションのネックには対応していません。フロントFキーは流線型で、操作がスムーズ。LOWキーガードはセパレート式で、高さ調整が可能。
 
 

YAMAHA アルトサックス YAS-480

希望小売価格:297,000円(税込)

上位モデルのネックと交換可能で、将来的にグレードアップを考えている方に適しています。スタンダードモデルの中で最上位に位置します。ベルに彫刻模様が施され、高級感があります。ネック補強板は空洞の山形状の板金で、響きが良くなります。ベル支柱は2点式で、音にまとまりがあり、品の良い音質になります。オクターブキーのレバーは上位機種と同じものが採用されており、オプションのネックにも対応しています。

 
 

YANAGISAWA アルトサックス A-WO1

希望小売価格:401,500円(税込)

軽い吹奏感を活かした「ライト仕様」。初心者から上級者まで幅広いプレイヤーに愛されるベーシックモデル。


【他に選択肢はないのか?】 

楽器販売店が手掛けるオリジナルモデルという選択肢もあります。ただし、修理やメンテナンスが販売店に限る場合があるので注意が必要です。

 

下倉楽器のオリジナルサックス:マルカート(MARCATO)

低価格と高品質を両立した管楽器を提供しています。専門店が作るこのブランドは、プロの奏者も納得のクオリティを持ちながら、初心者から経験者まで幅広いニーズに応えることを目指しています。吹きやすさを追求した設計が特徴で、手にフィットする操作性と、低音域から高音域までバランスの取れたサウンドを提供します。また、マルカートの管楽器は、お茶の水本店や大宮店、八王子店などで試奏することが可能です。


フェスティは、「晴れの舞台に、胸高鳴るサクソフォンを」というテーマのもと、2008年にスタートしたブランドです。Festi FAS-1800 アルトサックスは、吹きやすさ、操作性、音色、そして見た目の美しさを徹底的に追求したモデルです。イエローブラスの管体にメタルレゾネータータンポを採用し、細部までバランスを整えることで、確かな鳴りと軽快な吹奏感を実現しています。また、優れた職人による1枚取りベルは、効率の良い振動を得られ、遠くまで音を届けることができます。美しい手掘り彫刻が施されたベルは、演奏する気持ちを高め、華やかさを引き立たせます。


 

【番外編】

近年の巣ごもり需要や住宅事情により、自宅で気軽に楽器練習ができるような製品開発や動きが各楽器メーカーで見られます。 最近の注目すべきエントリーモデルに、ヤマハのデジタルサックス「YDS-150」「YDS-120」があります。これらのモデルはアコースティックサックスの吹奏感を持ちながらも、デジタルの利便性を兼ね備えています。また、アコースティックサックスのキイ配列を採用しているため、将来的にアコースティックモデルへの移行もスムーズに行えます。


YAMAHAデジタルサックス YDS-150 オープン価格

・ベル一体型アコースティック音響システムを採用しており、楽器との一体感を保ちつつ音量調節が可能。
・マウスピースから吹き込んだ息をブレスセンサーが検出し、デジタル音源システムがスピーカーを駆動します。
・ソプラノサックスのような形状で、イヤホンやヘッドフォンを使用すれば、場所や時間を気にせず演奏が可能。
・サクソフォンの56音色に加え、電子楽器や尺八、アイリッシュパイプなど全73音色を奏でることができ、あらゆるシーンで演奏をお楽しみいただけます。

 

YAMAHAデジタルサックス YDS-120 オープン価格

・金属製だったベルをプラスチック製に変更し、全長を短くして軽量化されています。 ・マウスピースがリコーダーと同じ形状になっており、口の形を気にせずに息を吹き込むだけで演奏ができるように設計されています。
 ・サクソフォンの56音色に加え、電子楽器や尺八、アイリッシュパイプなど全73音色を奏でることができ、あらゆるシーンで演奏をお楽しみいただけます。


エントリーモデルの選択は、予算や音色の好みなどによって異なりますが、初心者にとっては演奏を始めるための最初の一歩として重要な選択となります。興味があるモデルが見つかれば、実際に試奏してみることをお勧めします。そうすることで、自分に合ったサックスを見つけることができるでしょう。

 


素敵なサックスライフの参考になれば幸いです。 

【サックス初心者のための入門ガイド③】初心者からプロまで!サックスの価格の関係とは!?

【どんなサックスを購入するのか?】


サックスはその音色や演奏するジャンルによって選ぶ種類が異なりますが、初心者にはアルトサックスが選ばれることが多いです。自分の好みや目的に合わせて、最適なサックスを選ぶと良いでしょう。しかし、実際に購入するとなると「値段はいくらなのか?」「どんな機種を購入したらよいのか?」という疑問が出てきます。また購入の際はどんなことに注意したらよいのでしょうか?少しまとめてみました。 

参考になれば幸いです。


サックスの種類と価格帯

サックスには、ソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスなどさまざまな種類があります。各種サックスの価格帯は以下の通りです。


ソプラノサックス: 初心者向けのものは約10万円から購入可能です。プロ仕様の高級モデルは50万円以上することもあります。

アルトサックス: 初心者向けは約7万円から15万円程度が一般的です。中級者向けのモデルは20万円から30万円、高級モデルは50万円以上します。

テナーサックス: 初心者向けは約10万円から20万円、中級者向けは30万円から40万円、高級モデルは70万円以上となります。

バリトンサックス: 初心者向けは約20万円から、中級者向けは50万円、高級モデルは100万円以上することが多いです。

 

【サックスの材質と価格の関係】

サックスの価格には、材質が大きく影響します。一般的に、サックスは黄銅(ブラス)で作られていますが、高価なモデルになると、さまざまな合金や特殊な材質が使用されます。

 

黄銅(ブラス)
 

多くのサックスは黄銅で作られています。黄銅は、適度な重量と優れた音響特性を持ち、リーズナブルな価格で提供されます。エントリーモデルから中級モデルまで、幅広い価格帯で利用されています。

 

銀メッキ
 

銀メッキのサックスは、音色に豊かな響きを加えるとともに、見た目にも美しい輝きを持ちます。銀メッキ加工は、主に中級からプロフェッショナルモデルに採用され、価格も比較的高くなります。

 

金メッキ
 
金メッキのサックスは、非常に高価であり、プロフェッショナル向けです。金メッキ加工は、音の柔らかさと深みを増し、特にクラシックやソロ演奏に適しています。その価格は非常に高く、数十万円から場合によっては100万円を超えることもあります。 


 

【最初に購入する楽器は自身の熱意やモチベーションに応じで選ぶ】

・数回使用するだけやお試し程度と考えている場合 ⇒安価な初心者向けモデル。

・ある程度の趣味としたい場合 ⇒YAMAHA・ヤナギサワなど主要メーカーのエントリーモデルや楽器店のオリジナルモデル。または主要メーカー中堅機種の調整済み中古品。

 

・本格的に人生を共にする覚悟がある場合 ⇒YAMAHA・ヤナギサワ・セルマー等の中堅モデル~ハイエンドモデル 

(購入した場合は安易にやめられなくなるプレッシャーも付いてくるはず・・・)

購入の際は経験者に同行してもらい実際に試奏するのがおすすめです。店員さんにアドバイスしてもらうのも良いでしょう。ネットで購入する場合は信頼できる楽器店やショップで購入するのがおすすめです。
いずれにせよ安い買い物ではないので慎重に選ぶことが大事ですが、最近では「楽器レンタル」というサービスもありますので一定期間試してみてから購入するという方法も視野に入れてもよいでしょう。 


 

【格安初心者向モデルの注意点】

初めからサックス本体とメンテナンス用品までセットになっていたりと初期投資を抑えるには魅力的な選択肢ではありますが、サックスには数百の部品が使われている精密な楽器です。いわば工業製品です。値段は品質、操作性、吹奏感などに直結すると言っても過言ではありません。一概には言えませんが、値段の安価なモデルはコストを抑えることで品質が安定せず、本体の個体差が大きいというリスクや付属のマウスピースやリードなどが品質の安定しないものである場合があるため購入には注意が必要です。しかしながら、見た目は高級モデルと殆ど大差が無いため初心者には品質や操作性などの良し悪しが見分けにくいのが現状です。購入しやすい値段ですが、操作しにくかったり、吹きにくかったりした場合「サックスって難しい楽器なんだ」と思い込み挫折してしまう恐れもあります。

また、修理や調整が必要になった場合アフターサービスを受けにくい可能性があります。しかも手放す際は売却時に殆ど値段がつかない可能性があることも注意が必要です。


 

【一般的に初心者におススメとされているサックスは本当におススメなのか?】

 おススメというけど「初心者だからこんなに高いの買えない」と最初はそう思うのも当然ですがちゃんとした理由があるからおススメなのです。前にも書きましたがサックスは精密な楽器です。「初心者だからこそ」品質、操作性、吹奏感の信頼できる楽器からスタートすべきと考えることができます。

実際に各メーカーの商品ラインナップにはエントリーモデル、プロモデルといったグレードが設定されていることが多いです。エントリーモデルから始め、上達したらプロモデルへグレードアップという選択肢もあります。主要メーカーのサックスであれば中古品としての買取価格もある程度期待できるため、少ない予算でグレードアップできる可能性もあります。
筆者は始め勢いで「格安初心者セット」に手を出してしまったおかげで後々にいくつも軌道修正をするはめになりました。 極論、それなりの熱意があればいきなりプロモデルを購入したっていいんです。それが一生モノの相棒になるのですから!

 

今後はアルトサックスを例に各モデルの紹介をしていきたいと思います。

 

素敵なサックスライフの参考になれば幸いです。 

【サックス初心者のための入門ガイド】プロも使用!?初めから中堅モデル以上を手にした方がお得!?

【サックスの中堅モデルの位置づけ】 アルトサックスの中堅モデルとは、初心者向けのエントリーモデルとプロフェッショナル向けのハイエンドモデルの間に位置するサックスを指します。これらのモデルは、一定の演奏経験を持つ中級者や、より高い演奏品質を求める上級者に適しています。中堅モデルは、...