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2024年5月19日日曜日

【サックス初心者のための入門ガイド④】一般的なエントリーモデルはこれ!

 【エントリーモデルとは?】

サックスのエントリーモデルとは、各メーカーが初心者や初めてサックスを手にする方向けに設計された、比較的手頃な価格のモデルを指します。これらのモデルは、初心者が楽器に慣れるための基本的な機能を備えており、演奏を始めやすいように作られています。ヤマハ、セルマー、ヤナギサワなどのメーカーがエントリーモデルを提供しており、それぞれに異なる特徴があります。例えば、ヤマハは安定感があり、セルマーはブランド力が高く、ヤナギサワは職人によるハンドメイドで個性を出せるといった特長があります。ここではアルトサックスを例にいくつか紹介します。



【失敗しないエントリーモデルは?】 

一般的にエントリーモデルとされている楽器は吹奏楽・ジャズ・ポップス・クラシックなどのジャンルを問わず使用できることが特徴です。どんなジャンルを演奏したいかが決まっていない方にとって有効な選択肢になるでしょう。 

 

YAMAHA アルトサックス YAS-280

希望小売価格:176,000円(税込)

初心者に最も推奨されるモデルで、基本的な機能に重点を置いており、吹きやすさと価格のバランスが取れています。
彫刻模様がなく、シンプルなデザイン。ネック補強板はシンプルな板金で、コストを抑えた作り。ベルと2番管を接合するパーツは直付けで、響きや修理、調整の面で上位モデルに劣る可能性があります。
 

YAMAHA アルトサックス YAS-380

希望小売価格:231,000円(税込)
 
YAS280と比較して、いくつかの改良が加えられて操作性がアップしていますネック補強板がYAS280と同じで、オプションのネックには対応していません。フロントFキーは流線型で、操作がスムーズ。LOWキーガードはセパレート式で、高さ調整が可能。
 
 

YAMAHA アルトサックス YAS-480

希望小売価格:297,000円(税込)

上位モデルのネックと交換可能で、将来的にグレードアップを考えている方に適しています。スタンダードモデルの中で最上位に位置します。ベルに彫刻模様が施され、高級感があります。ネック補強板は空洞の山形状の板金で、響きが良くなります。ベル支柱は2点式で、音にまとまりがあり、品の良い音質になります。オクターブキーのレバーは上位機種と同じものが採用されており、オプションのネックにも対応しています。

 
 

YANAGISAWA アルトサックス A-WO1

希望小売価格:401,500円(税込)

軽い吹奏感を活かした「ライト仕様」。初心者から上級者まで幅広いプレイヤーに愛されるベーシックモデル。


【他に選択肢はないのか?】 

楽器販売店が手掛けるオリジナルモデルという選択肢もあります。ただし、修理やメンテナンスが販売店に限る場合があるので注意が必要です。

 

下倉楽器のオリジナルサックス:マルカート(MARCATO)

低価格と高品質を両立した管楽器を提供しています。専門店が作るこのブランドは、プロの奏者も納得のクオリティを持ちながら、初心者から経験者まで幅広いニーズに応えることを目指しています。吹きやすさを追求した設計が特徴で、手にフィットする操作性と、低音域から高音域までバランスの取れたサウンドを提供します。また、マルカートの管楽器は、お茶の水本店や大宮店、八王子店などで試奏することが可能です。


フェスティは、「晴れの舞台に、胸高鳴るサクソフォンを」というテーマのもと、2008年にスタートしたブランドです。Festi FAS-1800 アルトサックスは、吹きやすさ、操作性、音色、そして見た目の美しさを徹底的に追求したモデルです。イエローブラスの管体にメタルレゾネータータンポを採用し、細部までバランスを整えることで、確かな鳴りと軽快な吹奏感を実現しています。また、優れた職人による1枚取りベルは、効率の良い振動を得られ、遠くまで音を届けることができます。美しい手掘り彫刻が施されたベルは、演奏する気持ちを高め、華やかさを引き立たせます。


 

【番外編】

近年の巣ごもり需要や住宅事情により、自宅で気軽に楽器練習ができるような製品開発や動きが各楽器メーカーで見られます。 最近の注目すべきエントリーモデルに、ヤマハのデジタルサックス「YDS-150」「YDS-120」があります。これらのモデルはアコースティックサックスの吹奏感を持ちながらも、デジタルの利便性を兼ね備えています。また、アコースティックサックスのキイ配列を採用しているため、将来的にアコースティックモデルへの移行もスムーズに行えます。


YAMAHAデジタルサックス YDS-150 オープン価格

・ベル一体型アコースティック音響システムを採用しており、楽器との一体感を保ちつつ音量調節が可能。
・マウスピースから吹き込んだ息をブレスセンサーが検出し、デジタル音源システムがスピーカーを駆動します。
・ソプラノサックスのような形状で、イヤホンやヘッドフォンを使用すれば、場所や時間を気にせず演奏が可能。
・サクソフォンの56音色に加え、電子楽器や尺八、アイリッシュパイプなど全73音色を奏でることができ、あらゆるシーンで演奏をお楽しみいただけます。

 

YAMAHAデジタルサックス YDS-120 オープン価格

・金属製だったベルをプラスチック製に変更し、全長を短くして軽量化されています。 ・マウスピースがリコーダーと同じ形状になっており、口の形を気にせずに息を吹き込むだけで演奏ができるように設計されています。
 ・サクソフォンの56音色に加え、電子楽器や尺八、アイリッシュパイプなど全73音色を奏でることができ、あらゆるシーンで演奏をお楽しみいただけます。


エントリーモデルの選択は、予算や音色の好みなどによって異なりますが、初心者にとっては演奏を始めるための最初の一歩として重要な選択となります。興味があるモデルが見つかれば、実際に試奏してみることをお勧めします。そうすることで、自分に合ったサックスを見つけることができるでしょう。

 


素敵なサックスライフの参考になれば幸いです。 

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